新たな展開 [開業編]

5月に受任した相続案件で、戸籍収集も終盤になってます。被相続人の両親の結婚前の戸籍を請求していますが、出生から婚姻前にそれぞれ「家督相続」と「養子縁組」という要素がある事が解ってますので、それぞれの発生時期により出生時まで必要になる可能性があります。

トコロで、ワタシは法定相続人2人姉妹の妹さんの夫と古くから(高校時代です)のお付き合いなのですが、お姉さんの方とは受任した時が初対面でした。ありがちなハナシですが、妹側主導でハナシが進むのがどうもお気に召さない[失恋]らしく、少々引っ掻き回されて[たらーっ(汗)]います。
相続対象の不動産については、更地にした上でこのエリアで戸建て分譲をするような業者に直接セールスする方法を考え、その前提でイロイロ提案していたのですが、解体費用や確定測量などで1千万円[がく~(落胆した顔)]ほど要することに難色を示されていました。

そこまでは良くあるハナシなのですが、伝手を頼って仲介業者に声を掛けたトコロ、「解体費用がそんなに掛かるハズが無い!私が知り合いの解体業者から見積もりを取ってあげる!」というハナシから「買取業者に価格を出すように話を付けました」となり、「ついては司法書士を交えて打ち合わせをしましょう」という事になったようです。
このお姉さんにもワタシがやる事は説明済みなのですが、記憶には残っていなかったようです。

法定相続人の確定前に司法書士を交えてナニを打ち合わせする気だったんでしょうかね?
この仲介業者も相続案件くらい扱った経験はあるのでしょうが、どうも順序だてがチグハグしており、今日になって物件を見て、役所や法務局調査[車(セダン)]をするそうです。
資料はある程度こちらで揃えている事は伝えておきましたが、現地に行けば「高い」と言った解体費用の理由もわかるでしょう。残置物撤去だけで200万円以上[がく~(落胆した顔)]見込んでますからね。

そんな折に、解体見積をお願いした会社のいつもの担当者が連絡が入りました。解体の件かな~[ふらふら]と思っていたのが、「当社社長が、この物件現況有姿で買っても良い[決定]と言ってますが、お話を繋げて頂けますか?」と思ってもみない提案を受けました。
モチロン話はできますよ![揺れるハート]という事で、金額と買付者をブランクにした買付証明書を担当者に送り、後日返送してもらうことになりました。

現況有姿販売だと、買取できる業者も限られるのでかなり有利だと思われます。この会社を紹介してくれた司法書士に聞くと、今までにも似たようなケースで古家付きで購入して転売したり自社利用したような事があったそうです。そう言えば打ち合わせでよく行くビルも社長さんの個人所有の建物でした。

お姉さんは不本意[ちっ(怒った顔)]かもしれませんが、短期間でこの条件に金額面で仲介手数料額以上の差を付けた価格を引き出すのは難しいでしょうね。買主側はその価格に更に仲介手数料を必要としますからね。

ワタシも段々と図々しさがでて、「成約の場合、何かしらの報酬は請求しても良いですか?」と担当者に聞いてみると、仲介手数料を支払う感覚で考えているという回答でした。イヤイヤ、3%とは言いません。1%で結構ですし、紹介料というと業務と離れてしまうので、成約の場合には売買契約書を作成させて貰うことで話が付きました。付随して物件調査報告書も作成すれば、行政書士としては一応格好が付くというモノです。



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